帰宅後

タケは帰宅後も「寝ないから」と言うし、一緒にシャワーを浴びて「千と千尋の神隠し」を見る。湯婆が千尋に詰め寄るシーンが怖くて「もうこんなの見たくない」と涙をポロポロこぼして泣いたが、湯婆がいなくなるとそのまま見続け、母さんが夕飯作りに行っても、結局「おもしろいんだもん」と最後まで見たのだった。途中、「また湯婆が出てきた」と一度逃げてきたけれど、その後は呼ばれることもなく。「海を電車が走ってるんだよ!」「へんな人(カオナシ)、ついてきたかったねん。ちひろのことが好きやねん。でも、変な人悪いことするから嫌や。僕は嫌いや。」などと言っていた。意外と話も分かっているのね。途中で起きてきたテツも、なぜかタケの横にちょこんと座って一緒に見ていた。
そしてのぼせたのか、見終えたタケが鼻血を出す。そこに父さんが帰宅して、おかえりより先に「お父さん、鼻血出た!」・・・。テツはやたら「おか〜さ〜ん♪」と甘え声でくっついてきて、母さんがうつぶせに寝転ぶと一緒にうつぶせに寝転んでニコニコ。なかなか父さんと一緒にお風呂に入ってくれなくて、結局泣きながら入った。なぜそんなに母さん好きなのか。そして、布団に入って絵本を読んでからは、母さんの記憶がない・・・なんだか、父さんがマッサージしてくれていたような気がするのだが。