幼稚園

午後からは幼稚園で、保育用品受け取り&30分の親子保育があった。なぎさちゃんと一緒に幼稚園に向かい、途中であやのちゃん&ともくんにも会い、すっかりハイテンションのタケ&テツ。幼稚園に着くとさっそく遊具で遊びまくる。タケはなぎさちゃんとあやのちゃんと3人で手をつないでご機嫌だった。
うろちょろしたり、勝手にトイレに行ったり(しかもあやのちゃんまで連れて)する2人に手を焼きつつも、なんとか靴やら保育用品やら制服やらを受け取り、通園カバンの申し込みをすませる。テツは受け取り後おんぶしていたら、思惑通り教室入室までにこってりと寝てくれた。
なぎさちゃんと同じ「あお」グループだったので、ちゅうりっぷ組の教室に入室。割と大きい子が多くて、誕生日順で前半の子が集まっているのかなという印象だった。教室の真ん中にはいろいろなおもちゃが置いてあり、子供たちは自由に遊び、母たちはまわりの椅子に腰掛ける。
タケものびのび遊ぶ
そして気がついたら先生にお茶までもらい、しかも先生が近くで座って飲むように言ったのを振り切って、母さんの横までお茶を運んできて横の椅子に腰掛けて飲んだのだった。飲み終わるとすぐに遊びに戻り、そしておもむろに一人で教室の後ろのドアを開けてトイレにも行っていた。
まずは先生がピアノでドラえもんのテーマを弾き、みんなお母さんの膝に座る。タケは膝に座るのを嫌がったので、ちょうど空いていた隣の席(座布団カバーがプラレールだったのでそちらに座りたかったらしい)に座らせたのだが、ちょうど曲が終わる頃遅れてきたお母さんが来たのでどかすと「この椅子は俺の!」と怒る。母さんの座っていた椅子と取り替えてもらってなんとか事なきを得た。
先生がプーさんのぬいぐるみを手に持って、出席をとる。名前を呼ばれたら、返事をして、先生のところに歩いて行ってプーさんをなでる。自分から先生のところに行けない子は先生がプーさんを持ってその子のところに行っていた。で、タケは、名前を呼ばれると「恥ずかしい」とわざとそっぽを向いて返事をせず、「プーさんなでなでしにきて〜」と言われると、「俺プーさん嫌いやから、なでなでせえへん!」などと言い放つのだった。母さんが小声で「じゃあプーさん叩いておいで」と言ったら、歩いて行って軽く叩いて帰ってきた。端からはなでたように見えた、であろう。まあ男の子は割とそういう子も多くて、お母さんとひっついて離れなかったり、タケのように「嫌い!」と言ったり、返事をしなかったり、中にはプーさんが近づいてくると泣き出してしまう子もいた。それに対して女の子は、割と素直に「はーい」とかわいいお返事をしてとことこ歩いてプーさんをなでに行っていた。これだけ違うのか〜、と妙に感心してしまった。男の子の中に、プーさんが近づくと目の前に来た瞬間にものすごい勢いでバシン!と叩き落とした子がいて、タケはその子がウケていたのを見て自分もしたくなったらしく、その後ずっと「俺もプーさん嫌いだから叩く!なんで俺は呼ばれないのー?ねぇたけひろくーんって呼ばれないよー」などと言っていた・・・君の番はもう終わってるよ。
出席が終わると、アンパンマンの紙芝居の読み聞かせ。園庭の方が気になったのか教室入り口まで行っていたタケだったが、「アンパンマンはじまるよ」と母さんが声をかけると、いそいそと戻ってきて座っていた。なぎさちゃんの隣に座るかと思いきや、隣に座ろうとして前の子の頭が邪魔で見えにくいと気付くと、さっさと最前列に一人で移動していい席を陣取っていた。まあなぎさちゃんはなぎさちゃんで初対面の隣の女の子の肩にもたれたり、2人で笑いあったりと意気投合していたみたいでよかった。教室には20組弱の親子がいて、お母さんと離れて先生の前に座っていたのが8人だった。タケは紙芝居の間中こちらを見ることもなくずっと紙芝居に集中していた。途中、頭が揺れていて「寝てる!?」と思ったりもしたが。そして、静かに読み聞かせが続く中、背中でテツが「ぐー、ぐごー、ごごっ」とおっさんのような大いびきをかいていて、かなりみんなに笑われたのだった。あぁ。
そんなこんなで保育はあっという間に終了。わくわく幼稚園などで慣れているからか、タケは伸び伸びしすぎるほど伸び伸びしていた。テツにジャンバーなど着せている間に、タケは勝手に一人で教室を飛び出し、園庭に戻って遊び出したのだった。
お兄ちゃんの真似をして、ぶら下がって前後に揺れたり体をひねったりに挑戦。まだうまく体を使えないようだが、やろうという意欲が前進。幼稚園に入ったら、こうして刺激されていろいろ覚えていくんだろうな(良いことも悪いことも)。
ようやく目覚めたテツ、まだ半分夢の中で、おろしても園庭では遊ばず不安げな顔でバギーにおさまっていた。
帰り道にて