褒め上手

帰って夕飯の支度。テツは教育テレビに夢中。すぐにテレビの目の前に立つので困る。前に行けないようテーブルなどを置くとその上にのぼってしまうし。一方テツは、テレビよりも夕飯作りに興味津々。ピーラーで皮をむく音が聞こえれば「何むいてるの?」「何切ってるの?」「今日のご飯は何?何作ってるの?」と覗き込み、「俺もお手伝いしたいな〜」と言う。時間のある時はやってもらうんだけど、いかんせんタケがやりだすとテツもやりたがるので、かなり余裕がある時でないとなかなかさせてあげられない。すると母さんがするのを見ていて「うわぁ〜、母さん、おいしそうに作るね〜。上手やわ〜」と横から褒め称えてくれるのだった。そしてご飯が終わると、自分の嫌いなおかずがあって食べなかったりした場合でも、「母さんいつもおいしいご飯作ってくれてありがとう。俺ほんとに嬉しいよ。・・・び!」と感情をたっぷりこめて言ってくれたりする。まあ、最後の「び!」が言いたいだけなのだけど、悪い気はしない。そしてたまに「母さん、大好き」と抱きついてきてくれる。最近は、そんな兄を見ているからか、テツも「だいすきー(だいっきー、という感じの発音)」と抱きついてきてくれるようになった。鼻の下のびるわ。男の子ママ冥利に尽きます。