三輪車マスター

寒い日だったので、買い物にでも行って終わりにしようと家を出たら、タケが嬉しそうに三輪車を引っ張り出してきた。少し上手にこげるようになっていて、あまりにも得意気なので、買い物を諦めてお寺で三輪車の練習をすることに。お寺に向かうまでの坂道は母さんが片手ずつベビーカーと三輪車を押して行き、平坦な道になってもなぜか乗らずに押していったタケ。はからずもお寺は葉っぱがすっかり色づいて秋の装い。タケも「秋の葉っぱだで〜。黄色も、赤もあるね〜」と喜び、テツもじっと見入っていた。紅葉や銀杏の葉っぱを拾ったり、ひらひらと落としたりして遊ぶ。
 
カメの石像は、乗ってVサインができるくらいすっかり平気になっていた。テツも初めて乗せてみたけれど特に怖がる様子はなし。
 
帰りは上手に三輪車をこいで帰宅。段差でうまくこげないところは足で蹴って進んだり、降りて押したりと自分で臨機応変に使い分けていた。本当に上手にこげるようになったなぁとびっくり。タケも誇らしげだった。まだ足元を見るのでたまに舵が危ういけれど、それでも脱走しないし、一人で行ってしまうこともないし、さくさく進むし、母さんも両手でベビーカー押せるしで快適な散歩だった。車の通らない道なら使えるかも。