ダダこね泣き

マンションへ入る時にちょうど一人のお姉ちゃん&ママと一緒になり、タケはおねえちゃんについて階段をのぼって家の前までついていってしまう。お姉ちゃんも、下の子がいないので小さい子が大好きということでタケに興味津々でいろいろ構ってくれ、お母さんもタケくらい小さい子の相手をすることが普段ないのでかわいくて仕方ないらしく抱っこなどもして遊んでくれ、ますます帰らないモードのタケは玄関の中にも入っていこうとする。お姉ちゃんが奥からぬいぐるみや小さなピアノなども持ってきてくれたりしていよいよ動かず。帰って夕飯作らないと・・・と連れ帰ろうとするが抵抗。お母さんが「もしよかったら上のお兄ちゃんが帰ってくるまで家で遊ばせてますよ。お兄ちゃんが帰ってきたら連れていきますので」と申し出て下さり、ついご好意に甘える。でもいざ家に帰ってみると「迷惑だったかしら」「今の世の中だし、同じマンションで子供がいるとはいえあまりよく知らない人に預けたのは間違いだっただろうか」「この間にタケが何かむこうの家のものをこわしてしまったり、逆にタケがケガをしたりと何かあってもお互い責任持てないし」「いやでもそんなことを言ってたら誰かに預けたり誰かのおうちに子供だけで遊びに行ったりはずっとできないのでは」などといろんな不安や考えが頭をぐるぐる回り、とりあえず30分弱で急いで夕飯の支度を終えて迎えに行く。ちょうど家を出たところでお兄ちゃんが「迎えにきてください」と呼びにきてくれて、どうしたのかと思ったら案の定帰りたくないとダダをこねていた。電車好きのお兄ちゃんはプラレールの車両をたくさん持っており、タケはずっと電車で遊んでいたらしい。「帰ろうか」と言われると「いやんいやんいやん、しんかんせん、でんしゃー」と奥の部屋へ逃げ込んで床に転がって抵抗。あがらせてもらい、暴れるタケを両手で抱え、お礼のお菓子をお姉ちゃんに渡してお礼を言って帰宅。「お腹が大きいのに大丈夫ですか?」「かえって余計なことしてしまったみたいですみません」などと相手にも随分気を遣わせてしまった上に、落ち着いてタケが迷惑かけなかったか聞くこともできなかった。また今度改めてご挨拶に伺おう・・・。

タケは余程楽しかったのか、家に帰っても暴れて泣き通し。靴を脱がせると「くっく、タケ、くっくよ〜!!しんかんせん、でんしゃ、しんかんせーーーん!!」と泣きまくる。家にある自分のプラレールにも「いやん」と見向きもせず、母さんの説得にも全く耳を貸さず、ひたすら泣いて「あけてー、くっく、しんかんせーん」と訴え、30分以上ひっくひっくとしゃくりあげながら泣く。いやぁ、こんなに子供らしい泣き方を初めて見たなあ!と微笑ましく思いつつも、まぁどうしようもないのでコウサカ達を渡して言い聞かせ続ける。指を吸って自分なりに落ち着こうとしてはまた思い出して泣いて訴え、を何度か繰り返した後、「ネネに電話しようか?」というと「でんわ。タケ、でんわ」と反応したのでネネに電話。少し話すとすぐに母さんに代わり、後はソファでコウサカ達を抱えながらじっと指を吸っていた。夕飯も「ご飯食べようか」と言うと「いやん。たべない」と拒否し、すねる。父さんから「今日遅くなる」とメールがあったので「タケもなかなか寝ないかも。今すねてハンスト中」と送るとすぐに電話がかかってきた。タケに代わってやると、「おかあさん&$’(#)しんかんせん、でんしゃ、%#$”&(おねえちゃん&$%しょうぼうしゃ」などと文句を言うかのようにまくしたて、父さんの耳には「しんかんせんで楽しく遊んでたのにお母さんに邪魔された」というような不満を訴えていたように聞こえたらしい。「まぁ機嫌を直すきっかけがみつからないだけだから先に食べてれば?」とタケと性格のよく似ている父さんからアドバイスがあったので夕飯を用意。ネネから再び電話があったので少し話して切ってから「ご飯食べる?」と聞いてみたら「ごはん。タケ、ごはん」と立ち上がって自分から食卓についた。あはは、ホントに父さんの言った通りだし。
あとはずっとご機嫌で、お風呂に入っている時に誰かの泣き声が聞こえると「ないてる?」「どうしたん?」と人の心配をし、ベッドに入ってからも思い出して「ないてる?」そして最近の記憶している出来事とごっちゃにしながら「Yたろうくん、ないてる?だいじょうぶ?」「なぎさちゃん、ジュースこぼした」などとたくさんしゃべりまくり、なかなか寝ない。でも母さんが背中をむけて寝たふりをすると、数分で沈没。今日は本当にいろいろあったね、お疲れさま。