コンサート

でへへ

お友達に誘われて、「〜赤ちゃんと一緒に〜お母さんのためのリラックスコンサート」という灘区の催しに行く。朝6時から元気に活動していたタケは、区民ホールに着く頃にはバギーの中ですっかり寝てしまっていたけれど、バギーから下ろしたら起き、音楽ホールに入ると、見たことがない景色にすっかり興味を奪われてお目目パッチリ。舞台にはグランドピアノときれいなドレスを来た歌手の方。初めて聞く声楽に目を丸くして聞き入るタケ。

・・・しかしそれもつかの間、慣れてくると座ってはおらず、座席の前につかまって前をのぞきこんでみたり、後ろにえびぞりをして笑ってみせたり、前の座席との隙間にはまってみたり、前の座席に思いっきり頭突きをして目尻をぶつけて大泣きしたり。騒がしいことこの上ないけれど、さすが赤ちゃん&子供連ればかりのコンサート、座席でじっと聴いてる人などほとんどおらず、泣き声や、叫び声や、話し声が響き、常に誰か立ち上がって動いてるという状況。聴きにくいけど、それよりやっぱり気楽さが勝つなあ。休憩時間に、通路に出してやると嬉しそうに階段を一番上まで上って行く。そして一番上の座席のところを何度も楽しそうにぐーるぐるぐーるぐる何周も歩き回る。そして神戸大学のボランティアのお姉さんたちに構ってもらいつつ、やっぱりぐるぐる回ったり、ハイハイしてみたり、床に寝転んで手足をバタバタしてみたり。第2部が始まっても、最上段から下ろすと大泣きして暴れ、離すとすぐに自分で座席のてすりにつかまりながら階段を一番上までのぼっていって(立ったまま・・・そんなこともできるように!)、また歩き出す。そうして2部も半ばになって、ようやく母さんが手を伸ばすと抱っこされに来て、抱っこすると指を吸う。ふーとため息をつきつつ階段を下りると、また暴れ出した。これはもう一番前で舞台をよく見せるしかない!と一気に階段を下り、最前列に座る。やっとタケ、舞台に気付いた!舞台の下にはりついて、一生懸命見てるじゃないの!

・・・でも、必死になりすぎて、今度は舞台への階段をのぼって舞台にのぼろうとし始めた。のぼっては母さんにひきずりおろされ、離されると泣き喚いて脱走してまた階段へ・・・の繰り返し。しばらくすると、「お子さんも舞台にのぼっていいですよ」とのお許しがあり、なんと歌手のお姉さんがタケを抱っこしてくれた(今日の写真)。いいねー役得だねー。しかしお姉さんの腕からもすぐに脱走し、興味はグランドピアノへ。ピアノ奏者の方の横から椅子によじのぼってピアノを弾き、ピアノの下にもぐって音の反響を楽しみ、コンサートが終わってみんなが帰り始めても、再び舞台にのぼってピアノを弾き始め、タケのソロコンサート状態・・・。誰かこの子を止めてください。なんとか暴れるタケをかついで外に出し、5階からの窓の外の景色を見せたら興味が移った。やれやれ。周りのお母さん達も、子連れでのコンサートなどの大変さを身にしみて感じたようだった。劇団四季とか一緒に見に行けないかな〜と思ったけど無理そうだなあ・・・。