海水浴

逆巻く波



連休最終日は海へ。夏休み前の平日とはうってかわって海水浴客で賑わっていた。父さんは海に入らず砂浜にいる、というのでとりあえず武優と二人で波打ち際まで向かう。両手を持つと、あんよしてぐんぐん海に向かっていった。武優を前向きにして母さんの腕を伸ばし(前へならえ、の両手の間に武優がいる感じ)、「まてまてまて〜」と追いかけるふりをして引き寄せ、「つかまえた!」と抱っこする遊びがお気に入りで、おおはしゃぎで笑っていた。「つかまえた!」と抱きしめると笑いながらすぐに身を翻して逃げようとする。おー、ちゃんと趣旨も分かってるのね。今日は波が高めだったので、軽く波に乗ってみたり、水の流れを楽しんだりもできた。途中で父さんも一緒に入った。少し遊ぶと、だんだん波が高くなってきて、すごい音に武優もちょっと怖がり始めたので海からあがる。砂浜に立たせて手を持ってやると、急いで波から逃げていた。父さんが波を楽しんでいる間、砂遊びに興じる。貝殻をみつけて渡してくれたり、自分でかじってみたりして嫌な顔をしていた。小指、立ってますけど・・・。

波はどんどん高くなっていき、武優は父さんに抱っこされて砂浜から見守る(今日の写真)。この写真を撮っている間も、父さんと母さんの足の間を波に運ばれてきた浮き輪をつけた女の子が引き潮に運ばれて戻って行ったり、男子高校生の集団が頭から波に突っ込んで行ったり(いくつになっても男ってアホだねー。by父さん)、小学校低学年くらいの黄色いスイムキャップの男の子が、あまりに楽しくてわれを忘れ、興奮のあまり水着を脱いでフルチンになって走り回り、小躍りし、波にダイブしたり(でも帽子はかぶったままなので帽子一丁なのが笑えた)と、高い波を思う存分に楽しむ人々の姿が印象的だった。事故とか起こらないといいのだけれど・・・と切に願いつつ撤収。ちょっとだけのつもりで日焼け止めを塗るのを忘れたら、みんな見事に焼けちゃった。


海で疲れたのか、ぐっすり昼寝。母さんはゆっくりと本を読めた(「暗黒館の殺人」やっと上巻読み終えた!)。起きて、おやつを食べた後は今日もなんとなくだらだら。母さんが夕飯の支度をしている間、武優は一人でコウサカに頭を載せてボーッとしていた。あまりに大人しくしているのでなんだかかわいそうに思えてしまい、思わずテレビをつけた。テレビを見ながらやっぱりボーッとしている。足元でまとわりつかれたらそれはそれで邪魔だったり焦ったりするんだけど、一人でいい子にしてても「我慢してるのかな?」「すねているのかな?」と気になって「早く終わらせて構ってあげなければ」と焦り、できたばかりの野菜炒めの皿を流し台にひっくり返して半分くらいパアになった・・・。ふう。