その時タケと父さんは…


結婚式は、会館から新郎新婦が人力車に乗って参道を進むところから始まった。武優もコウサカJr.を抱きつつバギーに乗って後ろから追いかけて楽しそう(今日の写真)。白無垢姿の花嫁の姿はとても目立って、観光客の注目の的。これだけ関係ない人に写真を撮りまくられる結婚式も珍しいのではなかろうか。ビデオを持って走って追いかける外国人や、「おめでとう!」とでかい声で叫ぶ酔っ払い?おじさんの姿も。でも確かにさなおばちゃんは白無垢姿がとてもよく似合っていて、姉のコザルから見てもすごく綺麗で華やかだった。吹きさらしの神殿での式が始まってもやはり神殿の外にはすごい数のギャラリー。父さんに抱っこされた武優は、はじめの笛や太鼓などの音楽が流れるやいなや大泣きし、早々に退席。しばらくは神殿のそばにいたけれど母さんと離れたからかさらに大泣きで、そのうち父さんにさらに遠くに連れ去られていた。退席して行こうか迷った母さんは出るタイミングを逃し、結局式が終わるまで残ることに。終わってから行ってみると大泣きし続けている武優とくたびれ果てた父さんの姿が。母さんが抱っこするとようやく指を吸いつつ落ち着いた武優。聞けば父さんは、泣き喚く武優を抱えて出てきた上に鳩に囲まれ、しかも腕に4羽くらいとまられさらに武優の頭の上にも1羽止まり、観光客には「うわあ」と言われながらたくさん写真を撮られてさんざんな目に合ったとか…父さんの礼服の肩にはしっかりと鳩の足跡がついていた。会館に戻って少し自由に歩かせると、武優はがぜん元気でご機嫌になった。父さんお疲れ様。