兄としての目覚め

午前中、初めてナナを抱っこして、嬉しそうだったテツ。どうもいろいろ世話を焼きたいようで、授乳していればやってきて「これはなに?」と乳頭保護器や哺乳瓶を触ったり(「触らないでってば!」とつい怒鳴ってしまうことも多く申し訳ない)、おむつをだしてきて「ナナコのおむつ、僕が出すから!」と渡してくれたり、取り替えたおむつを捨てにいってくれたり。
授乳の試行錯誤の末、ぱんぱんに乳が張っていると飲みにくいのでは、と哺乳瓶に先にある程度搾乳しておいて、その後飲ませることにした。乳の入った哺乳瓶をテツが「僕が飲ませる」と何度も主張。先に母さんが直接飲ませた後、寝てしまったナナをおむつがえで起こし、哺乳瓶をくわえさせる。その後テツを呼んで、哺乳瓶を支えてミルクをあげてもらったら、その嬉しそうなこと!!もちろん、タケが「僕もやる」とすっとんできたが。

どうやら、テツに兄としてナナをかわいがる気持ちが芽生えてきたようで、この後はナナがベビーベッドで寝ていても、気がつくと横に行って頭をなでていたり、腕を触って「こんなに細い」と言ったり。そしてベッドの柵をあげていたら、なでたい一心でのぼったり持ったままジャンプしてベッドをがたんとさせたりして、母さんにしばかれて泣くのだった。ごめんね、テツはただなでたかっただけなのにねぇ。できるだけベッドの柵はおろしておこう・・・。
夜も授乳と重なって、寝かしつけの時に横に寝てやることができなかったのだけど、授乳させながら手を握ったら、文句ひとつ言わずにそのまま寝た。こうやって、お兄ちゃんになっていくんだね・・・。
「ここが病院で、ここがお母さんの帰ってきたところ。」地図らしきものを描いていた。