昼寝

昼ごはんの後、お昼寝。「僕は眠くないから昼寝しない」と言っていたタケ、その時は「じゃあ1時間だけ一緒に横になって疲れを取ろうよ」の言葉にも「え〜」と言っていたのだが、母さんがベッドに向かうと、ぬいぐるみをかき集めていそいそとついてくる。「寝るの?」と聞いたら「ううん、あのね、僕は寝るんじゃなくて、1時間だけ、お母さんの横で一緒に横になっといてあげるね。2時間後には、教えてね」と言う。そして横にいて、母の頭をなでてくれるのだった。ほんまに優しい子やなぁ〜。そして、テツより早く撃沈(笑)。
一方テツ、眠れないようでゴソゴソ、ゴソゴソ動いていて、ガス検針の人がやってきて検針結果を玄関に入れると、「なにかお手紙がきたみたい!」と跳ね起きた。・・・が「寝る気がないならむこう行っといていいよ」と言う母の言葉に、慌てて布団にもぐりこみ、寝に入ったのだった。テツ自身が「やべっ」と思った時のこの素直さはお見事。この要領のよさがテツのかわいさの1つなんだよね。
何せ2人とも、こんな怒りっぽいコザルでも母と思って精一杯甘えたり、思いやってくれたりするので本当に嬉しい。君達の親で、母さんは嬉しいよ。・・・と、寝顔を見ながら久しぶりに思った。

タケが半分起きて「お母さん〜」と呼ぶのでベッドに戻ると、テツも眠りが浅くなっていたのか寝言を発していた。
「パシッ。・・・ワァア〜」
アルプスの少女ハイジで、ヤギのユキちゃんがムチで打たれて鳴くシーンだ。・・・起きてる?その時、再び
「パシッ。・・・ワァア〜」
・・・しかし寝ているのだった・・・どんな夢を見ているのだろう。
タケにもこの間発した謎の寝言「僕の光合成の歌はそんなんとちゃうねん」について「光合成の歌ってなに?」と聞いてみたら、「♪こっうごっうせいの〜♪」と適当な歌をワンフレーズだけ歌い、顔を真っ赤にしてキャーと逃げて行ったのだった。