”みる”コンサート

神戸文化センターへ、アコム主催の”みる”コンサートに行く。新聞折込チラシで見つけて申し込んだら当たったのだ。小さい子供も見られるというので楽しみ半分、不安半分。芸術系に興味のない父さんは当然行きたくないそうで、送迎だけしてくれた。
何が始まるの?
第1部はピアノ・バイオリン・チェロのミニコンサート。バックには影絵も流れているし、音もすごくきれいで母さんは聞きほれていたのだけど、タケは途中で退屈してきたようで、前の人の席を蹴ってそっと注意されたり、「いつ終わるの、もう帰りたい」などと言い出した。そうかー、まだ早いか。幼稚園のような狭い空間じゃないから余計動きたくなるのかも。コンサートの後、影絵の紹介や、手での影絵があったり(「手」くんが返事するのにDAIGOの「ウィッシュ」をしてタケ大うけ)、最後に、手話で「さんぽ」を歌って、そこだけは知ってる歌&動きもあるのでノリノリだった(興奮しすぎてバタバタした足がまた前の人の席に当たって睨まれたが・・・)。テツは行きの車で寝て、第1部の間中ずっと気持ちよさそうに寝ていた。
休憩に入り、タケの希望で2階の座席を見に行く。タケはあまりの高さに「怖い。もとの席に戻ろう」と言い、そこでテツも起きて「怖い」。でも座席につくと、「しまじろうコンサートがはじまるの?」と聞いてきた。ああ、そうか、テツはしまじろうコンサートがホールデビューだったもんね。覚えてるのかぁ。
暗いからボケるのよね
第2部は、影絵のおはなし。演目は「セロ弾きのゴーシュ」始まる前に、登場人物の名前を手話で覚える。「カッコウ」や「ネコ」だったので親しみがあったようで、タケもテツもやっていた。特にテツは大きな声で「カッコー!」と叫びながらやるので冷や汗もの。影絵がはじまってからも、よく見ているのはいいのだが、途中で「なんでネコさんは帰っちゃったの?」「あ、カッコーだねぇ!カッコー!カッコー!」と大きな声でしゃべり、タケも「なんでゴーシュはたぬきには怒らないの?」「ゴーシュ、うまくいったねぇ!」などと話しかけてくるので、左右を見ながら「静かにね」と言いまくるのが大変だった。バリアフリーコンサートとはいえ、冷や汗をかいたわ。ちなみに後ろの席の男の子2人連れ(多分上の子が小学校低学年くらい)は、男の子たちが早々に「帰ろうよ」と言い出しかえってしまったのだった・・・。
影絵は「えっ、ホントに影絵?」というくらい精巧でなめらかな動きで、ずっと見ていたいくらいきれいだった。そして司会をしていたお兄さん(青野稔さん)が、声を全部1人でやっていたのもびっくり。お見事!途中で生演奏が入るので、テツも退屈しなかった様子。
アコム(株)のHPより拝借
終演後は出演者が客席通路を通ってバイバイしながら退場、外に出ると影絵の人形を持った劇団かしの樹の皆様が並んでいて、タケとテツは喜んで「カッコー!カッコー!」と叫びながら走っていった。「こんな小さい子が覚えてるなんて、すごいね」と言って頂き、カッコーが目の前までおりてきてくれたので、さらに大喜び。

プログラムにはスクラッチくじまでついていて、ハンカチが当たった。タケはストップウォッチを欲しがっていたが、こればかりは運だしね・・・。でもお土産までついて無料でこんなステキなものを見せてもらえて、よかったなー。お金を借りる時はアコムに・・・って、借りへんわー!!