お寺さんへ

ちびっこ探検隊

朝から車に乗って、能勢のお寺へ。が、家を出た途端に忘れ物に気付いた母さん。取りに戻っている間に父さんがガソリンを入れて朝マックを買ってくるというので、不安に思いつつも車を降りる。遠ざかって行く車の後部座席からテツが大泣きしながらこちらをのぞいているのが見えて、「しまった!テツを連れて降りるべきだった!」と思うが後の祭り。ドキドキしながら待つこと数十分、戻ってきた車に乗り込むとテツはまだ大泣きしており、タケが必死にテツの肩を抱きながらポテトを食べさせてあげていた。ありがとうタケ、ありがとう父さん。タケは自分がグリドルを食べたいのも我慢してテツのお世話をしてあげてくれていたらしい。頼りになるわ、お兄ちゃん。母さんが乗るとしがみつき、泣き止んだテツは、がつがつとご飯を食べるだけ食べると、満足して寝入ったのだった。
駐車場について、5分もせずにおじいちゃんおばあちゃんが到着すると、タケもテツも車の中から見つけて大喜び。タケは窓の中から既にアピールし、テツは「おじいちゃん!」と指差して嬉しそうな顔をしたかと思うと、「おりたい、おりたい」と主張した。すぐにノリおじ一家も到着し、かほちゃんも加わってみんなでお寺へ。
ご祈祷が始まるまで、お堂の周りをおばあちゃんと一緒にぐるぐると回って探検。テツもよく歩いた。ご祈祷が始まると、すぐにその雰囲気に「怖い、怖い」と涙声になって部屋を出ようとするかほちゃん。つられてタケも「こわい、こわい」と言って脱走。父さんが、後を追ってタケをみていてくれた。テツは母さんの膝にちょこんと座り、母さんの数珠を持ち、お坊さんの木魚に合わせて数珠を動かしたり、体を揺すったりして笑顔でリズムを取り、しまいには立ち上がって横揺れしたりお経の真似して何か言ったりしていた。ご機嫌すぎ。
タケは、ご祈祷が終わって母さんの顔を見ると泣き出し、甘えんぼモードで抱っこ抱っこ。どうも眠いのもあったみたい。おばあちゃんが作ってきてくれたお弁当もいらないと言うほど。まあ、食べ始めたらご機嫌で、かほちゃんやテツが歩き回るのを真似して動き回ったりしていたのだけど(そして怒られる)

お弁当後はノリおじさんの膝に座って、ずっとデジカメを触らせてもらっていた。テツとかほちゃんは月齢が近いので気が合うのか、二人で一緒に歩いたりしゃべったりしていた。
なんだか皆似ている・・・
帰りの車では、タケもテツも、そして母さんも沈没。父さんは孤独なドライブとなったのだった。3人は、すっきり。帰宅したタケはベッドに直行して、布団にくるまっていた。まだちょっと眠かったらしい。でもすぐにテツに起こされていた。