限界

餃子王

朝ごはんを食べさせ、父さんを送り出す。テツはご飯後はすぐに「だっくん、だっくん」としがみついてきて布団を指差し、すぐに寝かせろという。昨夜熱は下がったのだが、まだ体はだるいらしい。母さんも頭痛がひどく、タケにビデオを見せておいて2人で寝てしまう。その後も頭がガンガンして起きられず、タケは「ビデオ終わったよー。お母さん起きてよー。てっちゃーん起きてよー。誰か起きてー」とか細い声で訴えていてかわいそうだった。しかし昼ごろからさらに頭痛はひどくなり、タケとちょっぴり元気になったテツが「お母さんが元気になるように、ご飯作ったからたべてくださーい」とおままごとの果物などをお皿にのせて持ってきてくれても、「本当にしんどいから、お願いだからほっといて!ちょっと寝かせて!」と背中を向ける始末。あぁ、申し訳ない子供たちよ・・・特にタケよ。
朝の様子から母さんを心配してくれた父さんが早退して、15時頃帰ってきてくれて、タケを連れ出してくれた。お陰でテツと一緒に寝ることができた。父さんたちはスーパー銭湯へ行き、それからサティで遊んで、晩御飯(餃子)の買い物をして帰ってきてくれた。そしてまだ寝てばかりいる二人をよそに、一緒に餃子を作ってくれた。タケも6個作った。
ゆっくり休ませてもらい、バファリンを飲んだお陰で母さんもようやく回復してきて、夕飯は子供たちとともに餃子をもりもり食べたのだった。父さんが「誰と誰が胃腸炎だったっけ?」と言うほど。