京都遠征

さて、そんな状況でタケを置いて行くのも気が引けたが、テツだけ連れて京都へ。父さん母さんが大学時代に所属していたスケート部の大学対抗戦を見に行くため。毎年同窓会のようにしてOBが集っており、本当は家族全員で泊まりで行く予定にしていたのだけど、タケの胃腸炎があり、やむを得ず一度諦めたのだった。でも母さんにとっては学生時代の友人と会える数少ない機会なのでかなりブーブー言っていたところ、「じゃあテツと2人で行ってきたら」ということになったのだ。ただタケも予想外に回復が早く元気そうだし、お出かけお出かけと言っているし、父さんは一度行かないと言ったら行かないし(実際みんなで行こうと行って見たがものすごい勢いで却下された)、本来なら父さんがどこか遊びに連れて行くと言っていたけどこれまでの様子を見るとどうもそんな気は失せているようだし・・・連れて行こうかどうしようか、かなり迷ったのだけど、タケに「タケちゃんはお風邪だから、父さんとお留守番しててくれる?」と言ったらすんなりと快諾してくれたので、お言葉に甘えて二人で出かけてしまった。実際1人で2人連れて行くとなるとかなり大変だろうしなあ・・・。
雨の日だったしどうせバギーには大人しく乗らないので抱っこ紐で出かけた。行きの電車はテツ1人でも必死。大人しく座ってないし、歩き回りたがるし、かと思えば突然床に転がるし、持参したお絵描きボードやら、しかけ絵本やらで気を紛らわせつつなんとか乗換駅まではもったが、あとはもうこちらの体力もなくなってきて、飴玉に頼るのみであった。ふー。
試合前に、まずはOBで飲み会。いつもは割と広い年代で集まるのだけど、今年はうちの代を中心に上下1学年のみとかなりアットホームな飲み会だった。逆に落ち着いてゆっくりできてよかったかも。掘りごたつの個室になっていて、テツは入るとまずは照れ笑いして母さんの背中にそっと隠れてみんなを伺っていた。でもご飯が出てくるとバクバク食べ、お店のお姉さんが扉を開けると「ばあー!」と身を乗り出したり、料理を見て「なっとう!」と言ったり、「うわぁー!」と喜んだり驚いたりし、そして会話にも何かしゃべって参加しているつもりになっていた。他の人に抱っこしてもらうと固まっていたものの、泣きはせず。タケよりは若干人見知り、かな?同じ年代の子供がいるIくんとは子育てトークにも花が咲いたりして楽しかった。
そしていざリンクへ。「ここはなんだ?」という感じで目を丸くしていたテツ、試合を見出したら必死で目で追い、「いった!」「はやい!」「うわぁー!」「お、おー」と指差したり笑ったり、予想外の大興奮。ショートトラック気に入ったかい?同級生のKちゃんには本当によく遊んでもらって、それはそれは楽しそうだった。後半は階段の上り下りにはまって一人でずっと笑いながら上ったり下りたり。下がラバーなので安心して上り下りさせられてよかった。タケのように1人ですぐどこかへ行ってしまったりしないので、母さんも本当にゆっくりみんなと話したりできてよかったわ。本当に楽しかった!

試合途中で抜けて、Kちゃんと後輩のTくんと一緒に帰宅。テツは駅に着く頃には寝てしまっていて、助かった。さすがに途中で起きてしまったけれど、母さんの腹をさすったり、デジカメで写真を見たりしながらご機嫌のまま帰宅。なんだかんだで遅くなり、帰ったらもう22時。タケはもう寝ており、父さんは機嫌が悪かった。やはり母さん達が出た後もタケはすぐ口答えして、父さんはイライラして・・・という感じだったそうで。タケにはかわいそうなことしたなあ。母さんはどうしても行きたかったし、父さんは行きたくなかったし、親が2人とも我を通した結果一番被害をこうむったのだった・・・。ごめんね。明日は一緒に遊ぼう。枕元に近づくと起きて、母さんの膝にくっついてきたのだった。ういやつじゃ。