フェリー

帰りはフェリーで。車に乗ったままフェリーに乗り込む。タケが寝ていたので先にジジネネに様子を見てきてもらう。その後ジジが寝ているタケを抱き上げたら、起きた。フェリー内部へあがると、テツは目を丸くしてあたりをキョロキョロ。タケは大はしゃぎ。おもちゃの置いてある乳幼児や、女性専用ルームなどもあったりして、小さな遊覧船にしか乗ったことのない2人からしたら豪華客船のように見えたんだろうなあ・・・。デッキに出るとそれはそれは嬉しそう。テツはデッキが一番楽しいらしく、なかなかはなれないのだけど、落ちそうでハラハラしたわ。

3時間半の船旅。はじめの1時間ほどはあっという間に過ぎたのだけど、だんだんテツが眠くなってきて、少しでも自分のしたいことを阻止されると「いやいやいやーーー」と反って泣き喚くようになり大変に。置いてある他の人のタバコやライターも狙おうとするし。泣き叫ぶのを抱っこ紐に無理矢理いれて、ひたすら船内(しかも泣くので屋外などのみ)を歩く歩く歩く。ようやく寝付いたので、タケをジジネネに託し、レディスルームの仮眠室に寝かせてもらう。母さんは横で読書(まんがコーナーにあったH2)。この1時間くらいが至福の時だったなぁ・・・。テツが起きて泣きはじめたので急いでテツや荷物や読んでいたマンガや靴をひっつかんで部屋を飛び出す。すると、タケもネネに抱っこされて泣いていた。おや?ずっと機嫌よく乳幼児室で遊んでいたタケだったが、山手線のプラレールを持った大きいお兄ちゃんがやってきて、タケは案の定自分の電車(Nゲージ)を貸すからそれを貸してくれとしつこく迫り、ついに貸したくないお兄ちゃんが山手線の上に突っ伏して泣き出してしまったとか。とりあえずネネの説得でお兄ちゃんに迫るのはやめたタケだったが、乳幼児室からは出ないでここで遊ぶと言い張る。でもタケがいるとお兄ちゃんがずっと気にして突っ伏したまま動かないので、仕方なくタケを無理矢理引っ張り出したら泣き出したとのことだった。あぁ・・・さもありなん。テツも食べ物もお菓子しか受け付けず、バナナなどは「いやっ!」とはたき落としたりして泣き、手がつけられず。デッキで気分転換をはかるもタケは機嫌がなおったがテツは逃げ出すのだった。ネネに託してタケと船内を散歩したりしてなんとか両者落ち着き、2人を連れてあとは最後まで乳幼児室で遊んでいた。お兄ちゃんもいなくなっておりホッ。でも他の赤ちゃんがタケの電車をつかむとやはり「これは僕の」と取り上げるタケ、そしてテツも同じように「やっ」と取り上げるのだった・・・。とにかく、船を下りる頃にはもう母さんはへろへろ。きっとネネもへろへろ。ジジは・・・いつも気がつくといなくなっているのだった。フェリー自体はすごくよかったので、テツがタケくらいになったらまた乗りたいな〜。
車の中でもお茶をよこせ、こっちのお茶にストローをつけかえろ、今度はペットボトルのまま飲ませろ、などと泣いてわがまま旋風を巻き起こし、帰りに寄ったファミレスでも皿をつかむ、口に入れたものを出す、メニュー表を持って帰ると泣き喚く、わがまま大王テツ。魔のイヤイヤ期早くも到来か!?すぐに泣いて要求を通そうとするのでうるさいし・・・。ホンマに、「ええかげんにせい!」と何度も頭をゲンコツでぐりぐりしたくなったわ。先が思いやられる。