帰還

下りるといつも乗ってきた飛行機を見る

3週間もお世話になったジジネネ宅を後にする。寝坊して、ジジにはさよならも言えずじまい。ここしばらく帰りたがっていたタケは「じゃあタケ神戸に帰るからね、また東京にもくるからね」とあっさりバイバイ。テツは「え?あれ?いつものおでかけじゃないの?」とちょっぴり不安そうな顔をしつつ、バイバイ。本当にすっかりお世話になって、ありがとう、ジジ、ネネ!お陰で二人ともフタ回りくらいたくましくなったわ。特にテツ。


羽田空港へ向かい、昼食。適当に入った日本料理屋の対応が早く、的確で、すばらしかった。おまけにトイレも目の前だったし。次回もまたあそこへ行こう。早目に家を出たつもりだったのに、お土産をみる余裕もないほどジャストタイム。いやー、危なかった。


機内では、タケはすぐ眠りに落ち・・・羽田までの電車で少し寝てしまったテツの相手に必死。母さんのめがねを取ろうとし、物を落としては「あーあ」と言い、後ろの人をのぞきこんで遊んでもらい、自由にしろと反って暴れ、でも客室乗務員のお姉さんには鼻の下のばしっぱなしで通り過ぎると通路に体を乗り出していつまでも見送っていた。そして、着陸態勢に入る直前に、ようやく寝た。もう少し早く寝て欲しかった。テツの相手で疲れ果て、帰りに買い物に寄る余裕はなかった・・・。


帰宅後は1時間だらだら。子供たちも久しぶりの我が家でのびのびとおもちゃで遊びまくっていたので助かった。その後、「お留守番する」というタケを残し、テツだけ連れて買い物に出たら、食品を見ては「あれが欲しい、あれが食べたい」と指差してずっと大泣き。参った。下手に持たせてもわざと落とすし。なんとか足早にレジまでたどり着き、会計をすませたパンの袋を渡すと「パン、パン」と言ってぴたっと泣き止んだ。・・・あぁ・・・。