都電まつり

そのまま、友達と一緒に家まで戻り、今度はタケとテツも連れて一緒にお出かけ。都電で、納涼祭りというのをやるとポスターにあったので行ってみるが、予想をはるかに超えたショボさ。しかもショボいくせに会場が狭いせいでなぜか入場まで待たされるし。都電が2台展示されていたのだけど、中で落語や怪談を聞く人しか中に入れず、タケがずっと中に入ると粘って友達を困らせる。始まる前にちょっとだけ中に入れてもらったら、今度は運転手になりたいと運転席に行こうとして強制撤去…。駄菓子コーナーでラムネとふ菓子だけ買って後にする。

再び都電に乗り、町屋へ。町屋の水族館と呼ばれる大きな熱帯魚ショップを目指すが思ったより駅から遠く、途中のおもちゃ屋でタケが遊びたがって手こずったりしたので駅まで戻り、作戦を練り直す。駅近くのデニーズで食事することに。京成線の駅のまん前でもあったので、お店の人にダメ元で「電車が見たいので窓際の席をお願いします」と言ってみたら、一番駅よりの角の特等席を用意してくれ、「一番電車がよく見える特等席ですよ」と案内、タケが通る時には「電車が通りま〜す」と誘導しながら言ってくれた。すばらしくアットホームなデニーズだった。タケも京成線や都電に興奮しつつカレーを食べ、テツは食わせろ!食わせろ!食わせろ!と要求の嵐で友達の分までご飯をもらってもりもり食べた。そして満腹になると元気いっぱいになり、二人して窓枠によじ登ったりして遊びだし、制止が大変。友達もジャングルジムのように二人にのぼられて申し訳なかった。

食後はTSUTAYAのおもちゃショップに寄り、「おもちゃ屋に行きたい」というタケの希望をかなえてもらった。テツは店内にあったウルトラマンを見つけると、指差して「ジョア!」と言い出してびっくり。覚えているんだね。何度も叫んでいた。そして、アンパンマンのガチャガチャを遠くから見つけると指差して「アンパンマン!」…え?方向を微妙にずらしつつ近寄るが、ちゃんとアンパンマンを指差して「アンパンマン!アンパン!パンマン!」…パパママより早く、アンパンマンやチンチンと言い出したテツなのだった。
帰りの都電でも、友達に抱っこをせがみ、「ぐらぐらっとしたら危ないから」とつり革につかまりたがるタケ。バギーにそのまま乗っててくれればぐらぐらしてもぜんぜん平気なんだけど。本当に友達にはすっかりお世話になりっぱなしで、子守につきあってもらった感じだった。申し訳ない…。でも子供たちは大喜びで、家に帰ってからも友達の名前を連呼してはこうしてもらった、などとジジネネに報告していた。母さんはぐったりで、子供を寝かしつけている間に自分も沈没。