バラまつり

ん?

父さんもちょっと自分の時間が欲しいということで、母さんがタケを外に連れ出すことに。でも海もやすらぎ公園も平日で行き飽きちゃったしな〜と思いつつ、ランニングしに行く父さんと一緒に少し歩いていると、駅の近くに「離宮公園・ローズガーデンフェア」という看板を見つけた。これだ!ずっと上り坂なのがきついけど、行く価値はあるかも。・・・しか〜しこの上り坂、妊婦には相当の苦行であった。タケは「おんりする?」と聞いても「いやん、バギー」とずっと乗っかっているので途中で「あ、ありさん」などとアリを見せるフリをして何度も座って休んだりしつつ、なんとか離宮公園にたどり着く。ここから広場までもまだ坂だ。背骨の曲がったおばあさんにどんどん抜かれていくのにはさすがにガックリきた。
でも噴水広場に到着すると、一面のバラの花と晴天に映える噴水で一気に疲れも鬱々した気分も吹き飛んだ。心が洗われるってこのことね〜。タケもさっそくバギーから下りて「おみず!」と嬉しそうに走り出した。階段を何度も上り下りし(母さんはそのたびにバギーを肩にかついで一緒に上り下り)、長い道を全速力で走って転び、噴水のそばでしゃぼん玉を飛ばし、ベビーカーに乗った見知らぬ赤ちゃんを追って入り口付近まで戻り、今度は女子大生のお姉さん集団を追って母さんが引きとめるのもきかずにお姉さんたちが楽器演奏の練習をしている場所まで行ってしまう。お姉さんたちにかわいいかわいいと言われて嬉しそうなタケ、なかなか公園の方に戻らなかったけれど、声楽隊のお姉さんたちが園内のステージに移動するのについてまた坂道をのぼって戻ってくれた。ものすごい移動距離&アップダウンをさくさくこなすタケもすごいけど、それについていく母さんも結構しんどいぞ。噴水広場に戻ると、また階段を上り下りし、階段じゃないところも上り下りし、踊り場でぐるぐる回ってはふらふらし、年上のお兄ちゃんが水を触っているのをいっちょまえに「コラ!」と叱ったりも。でも「びしょびしょだ」と言いつつも自分もすごく触りたそうにしていて、「ちょっとだけね」と許可すると嬉しそうに「びしょびしょー」と言いながら触っていた。女子大のパン研究会が配っていたパンをもらって、またまた女子大のお姉さんが出演するコンサートを聴きながら食べる。タケはタケよりちょっと大きい女の子が家族できていたのが羨ましかったのか、パンを持ったままその家族に「こんにちはー」と近寄っていき、すっかり居座ってしまう。「何歳?」と聞かれ母さんが「2歳1ヶ月です」と答えると、「2さいです」「タケ、2さい」などと何度も言っていた(でも家に帰ってから聞いたら一度も言わなかった)。その後も音楽に合わせて走ったり回ったり、拍手したりしつつ、気がつくとまたその家族のそばに座っているタケ(今日の写真)。
   
せっかくきれいな場所につれてきても、いつもタケの写真ばかりで母さんと一緒の写真ってないんだよなー。まぁ母さんが撮ってるから当たり前なんだけど。妊婦腹でバギーを肩に担いで必死でタケを追いかけてるのとか後で写真で見たら「がんばってたなー」っていい思い出になると思うんだけど。その辺にいる人にタケと一緒に撮ってもらおうと頼んでみたら、デジカメの画面が暗いせいか晴天の下ではよく見えなかったらしく「適当に押してください」と言ったけど撮れてなかった・・・。仕方ないので場所を替えて自分でなんとか撮ってみたけどなかなかうまくいかないわ。今度は父さんも一緒に来て撮ってもらおうっと。なかなか帰ろうとしないタケをなんとかバギーに押し込み、帰宅しておにぎりを食べさせるともうぐったり。3時間半もいたものね・・・母さんも頭や喉が痛いし風邪のひきかけっぽいぞ。二人でグロッキー。