黙祷

イェーイ

今日は父さんとお葬式へ。大学時代のクラブの後輩(父さんにとっては同期)が5日に亡くなったのだ。タケが生まれた時も、4ヶ月くらいの時も家に遊びにきてくれた。一年数ヶ月の失踪の末の自殺…訃報を聞いても信じられなくて、葬儀会場に着いても、まだ嘘であればいいと思っていた。でも、焼香を済ませ、彼そっくりのお姉さんの泣きはらしたような顔を見たら、急に実感が湧いてきて、なんともいえない気持ちになった。棺の中に花を捧げる時にも、そこには合宿で「しんどーい」と言いながら寝ていたり、酔って真っ赤な顔で寝ていたりしたのと同じ顔があって、「お前なんでこんなとこおんねん」という気持ちで一杯になった。失踪したって死んだって、絶対忘れたらんねん。彼がもう苦しみから解放されて、そしてクラブの時以来の楽しいことを覚えていてくれますように。
タケは、父さん母さんが葬儀に参列している間、大阪のじぃじばぁばと一緒に近くのジャスコで過ごしていた。ボールプールで大はしゃぎし、ゲームコーナーであちこちボタンを押しながら「あか」「あお」「きいろ」などと言って終始機嫌よく過ごしていたらしい。じぃじとばぁばのどちらか一方でも姿が見えなければ「じぃじ」「ばぁば」と呼んで探すのだとか。母さんが帰ると、嬉しそうな顔をして抱きついてきた。その後みんなで昼ごはんを食べ、帰宅。タケはみんなの頭を「いいこ」となでて回り、ラーメンとりんごをよく食べ、帰りのバギーの中でねんねし、30分ちょっとで目覚める。