寝てください

昼寝をしすぎたのが敗因で、夜は寝ず。父さん母さんどちらがいなくても脱走するので二人でタケをはさみ、二人で「ワムくん」を合わせて3回も読み、子守唄も歌い、寝るよう言い聞かせ、寝たふりをし、ありとあらゆる手を尽くすが2時間経っても一人でいないいないばぁなど始めて寝る気配なく、ついにキレた両親はタケを一人寝室に残してリビングへ。タケは初め「バイバーイ」とご機嫌で見送ったものの、1分もしないうちにドアをバンバン叩きながら「あーあ」「あーあ!」と言い始め、そのうち事の重大さに気付くと「かーわぁ!」と叫びながら号泣。泣かせつつ母さんは寝る用意をすませ、ドアの前で「ちゃんと寝る?」と聞いてみると「かーわぁ!」。「はーい、は?」と聞くと「はーい」。多分泣かせていたのは5分かそこらだけれど、必死で抱きついてきた。そしてベッドに行くと、本を「どうぞ」と手に握らせて読ませようとするので「もう12時過ぎてるでしょ、遅いからもう読まないよ」と言うがわかっていない様子なので、「ないない」と言うと首を横に振る。電気を消すと慌ててつけにいったのでそのすきに絵本を隠し、「ねんねしな」と抱っこして寝かし、子守唄を歌い始めると諦めたように指を吸い始め、5分もせずにお地蔵様のような顔で寝付いた。少しの時間でも置き去りにされたのがよほど不安だったのか、しばらくは少し体を動かしただけでも必死で手や足で母さんを探してつかんでいた。やっぱり、遅い時間に長いこと昼寝させるのはダメだな。明日から、朝も、昼寝もちゃんと早めの時間に起こすようにしよう。ちょっと今日はタケにとったらかわいそうだったね。