寝坊

タケの散歩

「うっそぉ!?」8時45分。10時半発の飛行機、父さんが休みを取って車で空港まで送ってくれるというので朝9時には出なきゃね、と昨夜話していた。まさにぎりぎりだ。父さんがネットで道を確認している間になんとか武優だけ朝ごはんを食べさせ、急いで荷物の確認をして出発。布団も敷きっぱなしだよぉ!幸い、道は奇跡的にすいていて、10時前には空港に着くことができた。でも父さんとゆっくり別れを惜しむ時間もなく、武優を遊ばせる時間もなく、飛行機にすべりこみ、という感じ。
座席は窓側を選んだ。窓がない席の窓側、と聞いていたのだけれど、少し位置が後ろにずれているだけでちゃんと窓はあって、背もたれにもたれてもよく見えるのでむしろ普通の窓側よりよかった。武優は窓にへばりついて外を興味深そうに見たり、母さんの膝にすわってコウサカJr.を抱いて指を吸ったり、大人しい。離陸してしばらくすると、母さんの膝でそのままウトウトして寝てしまったので、母さんはゆっくり朝食のパンを食べる。着陸するまで寝続けていてくれて助かった。羽田空港の手荷物受取所までの道のりで、武優、初めて動く歩道の上を自分の足で歩く。なんだかとっても楽しそうだ。手荷物受取所に着いても、荷物タグを大事そうに両手で持ったままよちよちと歩き回っていた。バギーを受け取って外に出た途端に、母から電話があり、宮城で地震があったことを知らされる。東京もかなり揺れたらしい。どうやらぎりぎり空の上だったみたい。電車が動いているか心配したけれど、幸いほとんど影響なく無事家に着くことができた。