意地っ張りテツ

晩御飯で、自分の要求したのと違うものをスプーンにのせて差し出されたのが気に入らず、ご飯の入っている器を思いっきり押したりスプーンを投げたテツ。ネネが両手をつかみ、「自分が気に入らないからって、物にあたったらダメ」と言い聞かせ、ごめんなさいしなさいと言うが、目をそらしてふてくされ、絶対に言わないテツ。最近こういうことがあまりに多すぎるので、言い聞かせるいい機会と徹底して自分からごめんなさいするまで言い聞かせるが、かなり長い間しても泣くばかりで絶対に言わないのだった。どう収拾をつけようかという頃、ようやく軽く頭だけ下げた。今日はそこまでで精一杯。でもごめんなさいのチューは笑顔でするのだった…誰に似た?
そしてよく泣いたテツは、泣きつかれたのか夜はいつにもましてぐっすり眠ったのだった。