サブウェイの日

「3月23日はサブウェイの日!サンドイッチ全品290円」というチラシが郵便受けに入っていたのに誘われて、駅のサブウェイに向かう。春のお彼岸を過ぎて、今日はすっかり春の陽気。家の前の歩道の街路樹には、色とりどりのお花が咲いていて、花好きの3人はすっかりウキウキ。

サブウェイで昼ごはんを調達して、そのまま海へ。砂浜でビニールシートを広げてランチタ〜イム!離乳食をしっかり食べてきたはずのテツも、くれくれと大騒ぎで、つばめの雛のように大きな口で迫ってくる。タケもパンをちぎって食べさせてあげていた。そしてタケもよく食べたわ〜。

テツは砂をつかんではシートの上に投げたり、母さんの靴紐で遊んだり、貝殻を拾ってしげしげと眺めたりして楽しむ。眠くなってきて泣いて抱っこをせがむまで。ものを投げたり落としたりよくするテツ。タケはほとんどしなかったから、兄弟でもタイプが違って新鮮で面白い。

タケは鳩にえさをあげたり、広い砂浜を遠くまで追いかけたりして楽しんでいたかと思うと、波打ち際に走っていって、波が打ち寄せるのから走って逃げてくる。波がこわいのかな?と思ったら、「ちがうよー。”はじめてみるものなーんだ”してるんだよ〜」だって。あぁ!NHKいないいないばぁっ!の歌の中で確かにそんなシーンがあったわ。そして海を触ってみようとして、逃げ遅れて靴がぬれる。一度ぬれてしまうと、その後は自分からわざとちょっとつかってみたりするのだった。

その後、突堤の上を一人で走っていこうとするタケを慌てて追いかける。突堤の上から「わかめがゆらゆらしてるね〜」と海の中を眺めたり、突堤の割れ目や水溜りの上をジャンプしたりして楽しむ。テツは、すっかり夢の中。

そして最後はバギーのところに戻って砂遊び。豊中から遊びにきていたという30代くらいの姉妹に話しかけてもらって、なぜか一緒に遊んでもらったりする。型ぬきをしようとしても砂がサラサラでできないタケのために、授乳中の母さんに代わって波打ち際まで一緒に水をくみに行ってくれたり、帰りには階段をのぼって駅の方へ脱走したタケを、一人は追い、一人はテツを抱っこしながらバギーを抱えようとする母さんの代わりにバギーを抱えて走ってくれたりと、大いにお世話になったのだった(結局、タケは駅から反対方面に下りるエレベーターに一人で乗り込もうとしていたところを捕獲された)。

タケもテツもすっかり楽しめたようで、帰宅後も割と機嫌がよかった。テツは相変わらず母さん母さんなので、あやしているとタケが写真を撮ってくれたり(随分上手になった)、夕飯後は中腰で歩きながら近づいてテツを笑わせてくれたり。夕飯後は自分からお皿を台所に運び、「おかあさん、ご飯作ってくれてありがとう!」と嬉しい言葉。お風呂でも、自分から「タケがてっちゃん持っとく(支えとく)から!」と自らお手伝いをしてくれた。でも寝そべってテツと遊んでいると、頭から飛び込んできて母さんの顔面に思い切り頭突きをくらわしてくれたり、踏みつけられたりと、痛いこともたくさんしてくれるのだった。あぁ、男の子育ててるとこれからこういうことがドンドン増えるんだろうなぁ。

絵本を読むとすぐ目を閉じて(テツは読み終わる前に沈没)、夢の中。なんだか今日はいい一日だったなぁ〜。家事(ご飯作りとか)は手抜きしたけど、子供のペースに合わせてやると、楽だ。とはいえ毎日こうもいかないのだけど。